プロ野球で通用する新人選手や外国人選手を見つける スカウト力が欠かせない

ミート

プロ野球では毎年秋になるとドラフト会議で100名近い新人選手が指名され、シーズン終了からキャンプインまでの間には、多くの球団で新たな外国人選手と契約したというニュースが流れます。ストーブリーグでどれだけ戦力を補強し、来シーズンは新加入した選手がどれだけ活躍できるのか想像するのも、オフシーズン中のプロ野球の楽しみ方の1つと言えます。

甲子園を沸かせた選手や東京6大学野球で実績をあげた選手、現役メジャーリーガーなど、いわゆるビッグネームについては、マスコミの注目度も高く、即戦力として期待されますが、1つの球団が注目選手を全て獲れるわけではありません。そこで重要になるのがスカウトの力です。

甲子園出場経験の無い高校生や、地方の大学生、メキシカンリーグや韓国、台湾で頑張っている外国人選手など、あまり注目はされていないけれど、伸びしろが豊富な選手を如何に獲得し、育てあげるかが、チーム力の底上げに繋がるのです。スカウト力のあるチームが強いチームと言っても過言ではありません。

近年ではドラフト下位指名や育成出身の選手が大化けしたり、ほとんどプロ経験が無い外国人選手が活躍するケースも増えています。入団当初無名だった選手が2~3年後にどれくらい1軍で活躍しているかを見れば、各球団のスカウトの力が分かるので、そういう視点でプロ野球を見るのもまた一興です。